用語集 (Glossary)
このサイト「めざせ100点!カラオケ上達マスターへの道」で使われている音楽用語やカラオケ関連の言葉の意味をまとめました。分からない言葉があったときに、辞書のように使ってくださいね。
用語はアルファベット順に並んでいます。最後に日本語の用語もいくつかまとめています。(英語の読み上げ機能は、各ページの本文中で利用できます。)
A
- Abdominal breathing
- 腹式呼吸(ふくしきこきゅう)。お腹(主に横隔膜)を使って行う深い呼吸法。歌うときの基本となる呼吸法です。
- Absolute Pitch
- 絶対音感。ある音を聴いただけで、その音名(ドレミなど)が正確にわかる能力。
- Accuracy
- 正確さ、精度。Pitch Accuracy(音程の正確さ)、Rhythm Accuracy(リズムの正確さ)のように使われます。
- Activate
- 活性化する、活動的にする。声帯などをウォームアップで起こすようなイメージで使われます。
- Achievable
- 達成可能な。目標設定の際に、現実的に達成できる目標を立てることを指します。
- Air conduction
- 空気伝導(くうきでんどう)。音が空気の振動として耳に伝わること。私たちが普段、他の人の声を聞く方法です。
- Alveolar Ridge
- 歯茎硬口蓋(しけいこうこうがい)。上の前歯のすぐ裏側にある硬い部分。タングトリル(巻き舌)で舌先を当てる場所です。
- Analyze
- 分析する、解析する。自分の歌声や採点結果を詳しく調べることです。
- Animation
- アニメーション、動画(動く絵)。体の動きなどを視覚的に分かりやすくするために使われます。
- App (Application)
- アプリ、アプリケーション。スマートフォンなどで使うソフトウェアのこと。
- Articulation
- アーティキュレーション、調音、滑舌(かつぜつ)。言葉(特に子音)をはっきりと発音すること。
- Attack (musical)
- アタック(音楽用語)。音の出だし、立ち上がりのこと。音程を合わせる上で重要です。
- Accept
- 受け入れる、認める。結果などを素直に受け止めることです。
B
- Beat
- ビート、拍(はく)。音楽の基本的な時間単位。一定の間隔で刻まれます。
- Black keys
- 黒鍵(こっけん)。ピアノなどの鍵盤楽器の黒い鍵。半音(シャープ#やフラット♭)の音を出します。
- Bone conduction
- 骨伝導(こつでんどう)。声帯の振動などが頭蓋骨などを通して直接、内耳に伝わること。自分の声を聞くときに、空気伝導と合わせて聞いています。
- Breath
- ブレス、息、呼吸。声のエネルギー源です。
- Breathing
- 呼吸(法)、息遣い。
C
- Challenge
- 挑戦、難題。新しいことや難しいことに取り組むこと。
- Characteristic
- 特徴、特性。声質など、そのものが持つ性質。
- Check
- チェックする、確認する。
- Checklist
- チェックリスト、確認項目表。
- Chest Voice
- チェストボイス、地声(じごえ)。胸のあたりで響くように感じる、普段話す声に近い比較的低い声区。
- Clear
- クリアな、明瞭な、はっきりした。発音や音質について使われます。
- Click
- クリックする。パソコンのマウスボタンを押す操作など。
- Clipping
- クリッピング、音割れ。声が大きすぎるなどして、マイクや録音機器の限界を超え、音が歪んでしまうこと。
- Compare
- 比較する、比べる。
- Conclusion
- 結論、結び、おわりに。
- Consistency
- 一貫性、安定性。声の質や音程などがふらつかずに保たれること。
- Consistent
- 一貫した、安定した。
- Continue
- 続ける、継続する。
- Control
- コントロール、制御、調節。息や声の高さ、強さなどを自在に操ること。
- Copying
- コピーすること、模倣すること。
- Cost
- 費用、コスト、値段。
D
- Diaphragm
- 横隔膜(おうかくまく)。肺の下にあるドーム状の筋肉で、腹式呼吸で重要な役割を果たします。
- Dynamics
- ダイナミクス、抑揚(よくよう)。音楽における音量の変化(強い/弱い)のこと。
E
- Ear training
- 音感トレーニング、聴音訓練。音を正確に聞き取る能力などを鍛える練習。
- Emotion
- 感情、情緒。歌に込める気持ち。
- Expression
- 表現(力)、表情。歌に感情やニュアンスを加えること。抑揚やテクニックも含まれます。
- Exhale
- 息を吐くこと。
F
- Fall-off
- フォールオフ、フォールダウン。音の終わりで、音程を下に滑り落とすように切る歌唱テクニック。
- Falsetto
- ファルセット、裏声(うらごえ)。声帯の縁だけを振動させて出す、息漏れの多い軽く柔らかい高音。ヘッドボイスと区別されることもあります。
- Feedback
- フィードバック。結果に対する反応や評価、意見のこと。採点結果やトレーナーからのアドバイスなど。
- Focus
- フォーカス。集中する、焦点を合わせる。
- Foundation
- 土台、基礎、基盤。歌における姿勢や呼吸など。
- Frequency
- 周波数、振動数。音波などが1秒間に振動する回数。音の高さと関係します。
- Friends
- 友達。(比喩的に)仲良くなる、親しむ、使いこなす。「音程バーと友達になろう」のように使われます。
G
- Gamification
- ゲーミフィケーション。ゲームの要素(ポイント、レベルアップなど)を他の分野に応用し、利用者の意欲を高めること。
- Goal
- ゴール、目標。
- Goal Setting
- 目標設定。
- Grill Ball
- グリルボール。マイクの頭にある網状の部分。
- Growth
- 成長、発展。
H
- Habit
- 習慣、癖。
- Head Voice
- ヘッドボイス、頭声(とうせい)。裏声の一種で、頭部で響くように感じる、比較的芯のある澄んだ高音。
- Hertz (Hz)
- ヘルツ。周波数の単位。
- Howling
- ハウリング。マイクがスピーカーの音を拾ってしまい、「キーン」などの不快な音が発生する現象。フィードバックとも言います。
- Humming
- ハミング。口を閉じて「ンー」と鼻歌のように声を出すこと。発声練習に有効です。
I
- Imitation
- 模倣(もほう)、真似。上手い人の歌い方を真似て学ぶこと。
- Improvement
- 改善、向上、進歩。
- Inhale
- 息を吸うこと。
- Instrument
- 楽器。声も楽器の一種と捉えられます。
- Interactive app
- インタラクティブアプリ、対話型アプリ。ユーザーが操作し、それに応じてアプリが反応するもの。
- Interval
- インターバル、音程(おんてい)。音楽用語で、2つの音の高さのへだたり(距離)のこと。
J
- Journey
- 旅、道のり。学習や成長の過程を指す比喩として使われます。
K
- Karaoke
- カラオケ。伴奏だけが録音された音源に合わせて歌うこと、またはその装置や施設。
- Key
- キー。(1)音楽用語で「調」のこと。曲全体の音の高さを決める基準。(2)比喩的に「鍵」「要点」「ポイント」。
L
- Leap
- リープ。飛躍、跳躍、大きな進歩。
- Level
- レベル、水準、段階。
- Lip Roll
- リップロール。唇を「ブルルル」と振動させる発声練習。
- Listen
- 聴く、耳を傾ける。
- Long Tone
- ロングトーン。声を長く伸ばすこと、またはその音。
- Lyrics
- 歌詞(かし)。歌の言葉。
M
- Mask (vocal term)
- マスク(歌唱用語)。顔の前面、特に鼻の周りや頬骨のあたりにある、声がよく響く(共鳴する)場所のこと。
- Massage
- マッサージ。筋肉などを揉みほぐすこと。
- Measurable
- 測定可能な。目標などが数値などで測れること。
- Melisma
- メリスマ。一つの音節(母音)を、複数の異なる音程で装飾的に歌うこと。日本語の「こぶし」に近いニュアンスで使われることもあります。
- Metronome
- メトロノーム。一定の速さ(テンポ)で正確に拍を刻む装置。
- Mic / Microphone
- マイク、マイクロホン。音(空気の振動)を電気信号に変える装置。
- Mindset
- マインドセット。心構え、考え方、思考様式。
- Mixed Voice
- ミックスドボイス、ミックスボイス。地声(チェストボイス)と裏声(ヘッドボイス)の響きや性質を混ぜ合わせたような声質。中音域から高音域をスムーズに歌うのに使われます。
- Motivation
- モチベーション、意欲、やる気、動機付け。
- Muscle
- 筋肉(きんにく)。
N
- Natural
- ナチュラル。自然な、ありのままの。
- Nervousness
- ナーバスネス。緊張、不安、神経質。
- Noise
- ノイズ、騒音、雑音。
- Note (musical)
- ノート(音楽用語)。音符のこと。音の高さや長さを表します。
- Nuance
- ニュアンス。言葉や音色、表現などの微妙な色合いや意味合い。
O
- Objective
- オブジェクティブ。客観的な。主観や感情に左右されず、事実に基づいているさま。
- Octave
- オクターブ。ある音から数えて8番目(周波数がちょうど2倍または半分)の同じ音名の音までの音程、またはその範囲。
- Option
- オプション。選択肢、選択権。
P
- Passion
- パッション。情熱、熱意。
- Performance
- パフォーマンス。演奏、演技、歌唱などの実演や、その出来栄え。
- Perfect
- パーフェクト。完璧な、完全な。
- Phrasing
- フレージング。音楽のフレーズ(意味や旋律のひと区切り)をどのように歌うか、演奏するかという表現方法。
- Pitch
- ピッチ。音程、音の高さ。
- Pitch Accuracy
- ピッチ・アキュラシー。音程の正確さ。
- Pitch Monitoring
- ピッチ・モニタリング。声などの音程を監視・測定すること。
- Pitch Recognition
- ピッチ・レコグニション。音程認識、音高認識。
- Point
- ポイント。要点、重要な点。
- Pop Noise
- ポップノイズ、吹かれ(ふかれ)。「パ」行や「バ」行などの破裂音を発音したときに、マイクに息が強く当たって発生する「ボフッ」というノイズ。
- Posture
- ポスチャー。姿勢、体の構え。
- Practical
- プラクティカル。実践的な、実用的な。
- Practice
- プラクティス。練習、実践。
- Practice Log
- プラクティス・ログ。練習記録、練習日誌。
- Precision
- プレシジョン。精密さ、正確さ。
- Produce (sound/voice)
- プロデュース。(音や声を)出す、生み出す。
- Professional
- プロフェッショナル。プロの、専門的な。
- Progress
- プログレス。進歩、前進、上達。
- Purpose
- パーパス。目的、意図。
Q
- (Qから始まる用語はありません)
R
- Record
- レコード。(名詞)記録、成績。(動詞)記録する、録音する。
- Register (vocal)
- レジスター(ボーカル)。声区(せいく)のこと。声の高さや音色によって区別される声の範囲(例:チェストボイス、ヘッドボイス)。
- Relax
- リラックス(する)。くつろぐ、力を抜く。
- Relevant
- レレヴァント。関連性のある、適切な。
- Release (musical)
- リリース(音楽用語)。音の終わり、音の切り方。
- Reset
- リセット(する)。初期状態に戻す、気持ちなどを切り替える。
- Resonance
- レゾナンス。共鳴、響き。声が体の空間(胸腔、口腔、鼻腔など)で響くこと。
- Rest (musical)
- レスト(音楽用語)。休符(きゅうふ)。音を出さずに休む長さを示す記号。
- Reviews
- レビュー。批評、評価、口コミ。
- Rhythm
- リズム。音楽における時間の流れや音の長短のパターン。
- Rhythm Accuracy
- リズム・アキュラシー。リズムの正確さ、タイミング。
- Rhythm Pattern
- リズム・パターン。リズムの特定の型、組み合わせ。
- Rhythm Training
- リズム・トレーニング。リズム感を鍛える練習。
S
- Scooping
- スクーピング。しゃくり上げること。目的の音に入る直前に、少し低い音から滑り上げるように歌うテクニック。
- Score / Scoring System
- スコア、スコアリングシステム。得点、採点(システム)。
- Sense of pitch
- センス・オブ・ピッチ。音感、音の高さを感じる能力。
- Setting
- セッティング。設定、調整。
- Showtime
- ショータイム。開演時間、見せ場、本番。
- Siren
- サイレン。(発声練習で)救急車のサイレンのように、低い音から高い音へ(またはその逆へ)滑らかに音程を変化させる練習。
- Sitting Posture
- シッティング・ポスチャー。座り姿勢。
- Slump
- スランプ。不調、伸び悩みの時期。
- Smartphone
- スマートフォン。多機能携帯電話。
- Specific
- スペシフィック。具体的な、明確な。
- Stability
- スタビリティ。安定性。声や音程がふらつかないこと。
- Standing Posture
- スタンディング・ポスチャー。立ち姿勢。
- Strategy
- ストラテジー。戦略、計画。
- Suitable
- スータブル。適切な、ふさわしい。
- Support
- サポート。(息や声の)支え。腹式呼吸による安定した息の供給。
T
- Tap
- タップする。指などで軽くたたくこと。スマートフォンの画面操作など。
- Technique
- テクニック。技術、技法、コツ。
- Tempo
- テンポ。音楽の速度。BPM(Beats Per Minute)で表されることが多い。
- Tendency
- テンデンシー。傾向、風潮。
- Time-bound
- タイム・バウンド。期限のある、期限が定められた。
- Timing
- タイミング。時機、潮時。リズムの正確さにも関連します。
- Tips
- ティップス。ヒント、コツ、助言。
- Tool
- ツール。道具、手段。
- Tongue Trill
- タングトリル。舌を「トゥルルル」と振動させる(巻き舌のような)発声練習。
- Tongue Twisters
- タング・ツイスターズ。早口言葉(はやくちことば)。
- Training
- トレーニング。練習、訓練。
- Transition
- トランジション。移行、移り変わり。声区間の移動など。
- Trial Lesson
- トライアル・レッスン。体験レッスン、お試しレッスン。
U
- Usability
- ユーザビリティ。使いやすさ、利用しやすさ。
V
- Vibrate
- ヴァイブレイト。振動する、震える。
- Vibrato
- ヴィブラート(ビブラート)。声を出すときに、音程を周期的にわずかに上下に揺らす歌唱テクニック。
- Visualize
- ビジュアライズ。視覚化する、目で見るように思い描く。
- Visual aids
- ビジュアル・エイズ。視覚教材、図やグラフなど、見ることで理解を助けるもの。
- Vocal Cords
- ボーカルコーズ。声帯(せいたい)。喉の奥にあって、息が通るときに振動して声を出す器官。
- Vocal Range
- ボーカル・レンジ。声域(せいいき)。無理なく出せる最も低い音から最も高い音までの範囲。
- Vocal Register
- ボーカル・レジスター。声区(せいく)。声の高さや音色によって区別される声の範囲(例:チェストボイス、ヘッドボイス)。
- Vocalization
- ヴォーカライゼーション。発声(法)、声を出すこと。
- Voice
- ボイス。声。
- Voice Lesson
- ボイス・レッスン。声楽のレッスン、ボイストレーニング。
- Volume
- ボリューム。音量、声量。
- Vowel
- ボウエル。母音(ぼいん)。日本語の「あ・い・う・え・お」など、口の中で息の流れを妨げずに作る音。
W
- Warm-up
- ウォームアップ。準備運動。歌う前に声帯や体をほぐすこと。
- White keys
- ホワイト・キーズ。白鍵(はっけん)。ピアノなどの鍵盤楽器の白い鍵。
X, Y, Z
- (X, Y, Zから始まる主な用語はありません)
日本語の用語
- 裏声(うらごえ)
- 地声とは異なる、高く軽く出る声。ヘッドボイスやファルセットが含まれます。 (→ Head Voice, Falsetto)
- 音感(おんかん)
- 音の高さや違いなどを感じ取る能力。絶対音感と相対音感があります。 (→ Sense of pitch, Absolute Pitch, Relative Pitch)
- 音痴(おんち)
- 歌などで音程が正しく取れないこと、またはその人。原因は様々です。
- 滑舌(かつぜつ)
- 言葉をはっきりと、滑らかに発音する能力。 (→ Articulation)
- 換声点(かんせいてん)
- 地声から裏声へ(またはその逆へ)声質が切り替わるポイント。ブレイクポイントとも言います。
- 休符(きゅうふ)
- 音楽で、音を出さずに休む長さを示す記号。 (→ Rest)
- 共鳴(きょうめい)
- 声が体の中の空間(胸、喉、口、鼻など)で響くこと。 (→ Resonance)
- こぶし
- 主に演歌などで使われる、一つの音節の中で音程を細かく回すように動かす装飾的な歌い方。 (→ Melisma と関連)
- 声区(せいく)
- 声の高さや出し方によって分類される声の領域。地声区、裏声区(頭声区)などがあります。(→ Vocal Register)
- 声帯(せいたい)
- 喉の奥にある、声を出すための器官。息が通るときに振動して音になります。 (→ Vocal Cords)
- 声域(せいいき)
- 無理なく出せる最も低い音から最も高い音までの範囲。 (→ Vocal Range)
- 地声(じごえ)
- 普段話すときに使うような、胸で響く力強い声。チェストボイス。 (→ Chest Voice)
- しゃくり
- 目的の音を出す直前に、低い音から滑り上げるようにして入る歌い方。 (→ Scooping)
- 腹式呼吸(ふくしきこきゅう)
- お腹(主に横隔膜)を使って行う深い呼吸法。 (→ Abdominal breathing)
- 抑揚(よくよう)
- 声の大きさや強弱の変化。 (→ Dynamics)